大徳寺の近くに厄除けで有名な神社の一つに今宮神社というところがあります。
この神社すごく歴史が古くて、西暦1001年につくられたんだそうです。
途中荒廃したこの神社の社殿を江戸時代に造営したのが徳川綱吉のお母さん
である桂昌院。
家光の側室だったそうなんですが、この人の実家は八百屋さんと言われています。
畳屋さんとか大根売り屋さんと諸説はありますが、どちらにしても庶民の家の娘さん
が将軍のお母さんになったという話なんです。
で、桂昌院さんの名前は、なんと「玉」(ノ゚ο゚)ノ
そうです!桂昌院さんこそが「玉の輿」の語源とも言われている人なんです!
そして「元祖」玉の輿の桂昌院さんが復興させた今宮神社の前で「元祖」と「本家」の
名をかけた熱いあぶりもちバトルが繰り広げられています!
どちらお店も黄粉と西京味噌と砂糖のタレで注文してからあぶり始めるという同じ
スタイルを取っています。
まずは創業西暦1000年で「元祖正本家」を名乗る「一和」さん。(正面写真右)
西暦1000年というと平安貴族が「おじゃるおじゃる」と暮らしていた頃ですよね!
あぶり餅は黄粉と味噌と砂糖のタレなんですが、ポイントである味噌は一和さん
では本田味噌本店の味噌を使われているようです。さすがですね!
もう一方は江戸時代初期創業で400年続く「かざりや」さん。(正面写真左)
こちらは「本家根元」を名乗っておられます。
(横の扇風機は暑いからじゃなくて、炭の火を調整する為だそうです(^_^;))
ご丁寧に写真を撮りやすくするように炭を調整していただきました♪
ありがとうございました!
炭に触れないギリギリで炙ります。
黄粉の焦げた香ばしい匂いがたまらないんです(≧▽≦)
かざりやさんは京都の白味噌の超老舗石野味噌さんのお味噌を使われている
そうです。
どちらも素材にもこだわった一品なんですね~(^人^)
で、出来上がったあぶり餅。どちらも一皿15本ですが、軽く食べられます。
甘過ぎずない味噌ダレと黄粉の香ばしさがもうたまりません(≧▽≦)
竹串は厄除けの為に斎竹(いみだけ)という今宮神社の祭事で使った竹を使用
しているんだそうです。
こんな美味しい厄除けなら毎日厄除けしたいぐらいです!
「味はどちらが美味しいんですか?」とよく質問されるのですが、味は違うんですが
どちらも美味しいんです。本当に。
もし今宮神社へ行かれてお時間があれば両方のお店を食べ比べて見て下さい(^_^)
かざりや 京都市北区紫野今宮町69
一和 京都市北区紫野今宮町69