関西以外の方は冷やし飴という存在をご存知でしょうか?
私は関西に来て17年(小学校時代に大阪に住んでいたのを合わせると20年以上)経ち
ますが、17年前に来た当初冷やし飴の存在を知りませんでした。
文字通り「飴を冷やしているもの」と思っていたのです。
冷やし飴は麦芽糖等の糖類と生姜汁で出来たシンプルな飲み物です。
この20年で1回も飲んだことがありませんでした。
冷やし飴は私の中で勝手に「男スイーツ」っぽいイメージを持っていたので今回、五条通り
から少し入ったところにある「マルキ商会」さんに訪問してきました。
そこで、いきなり・・・
衝撃を受けました((((((ノ゚⊿゚)ノ
何故衝撃を受けたかというと・・・
外からお店の中を覗くと、冷やし飴は見当たらず、なんとも昭和レトロなものが店中で
埋め尽くされていたからなんです。
外から中を覗いて、一旦店に入ろうと思って扉を開けてから思い直して外に出ました。
「ここは店じゃないんじゃないかな・・・。小売もしていないんじゃないかな・・・」と。
しかしせっかく来たのだからと再度思い直して・・・
「すみませ~ん。こんにちは~」
と声をかけたところ、暫くしてからお店の方(鈴鹿一成さん)が出てこられました。
(私) 「ここで冷やしあめ売られているんですか?」
(鈴鹿さん)「ええ。売ってますよ。」
(私) 「えっ。でも、どこに?」
(鈴鹿さん)<下写真の右側を指差しながら> 「ここ」
(私)「あっ。そんなところに」
(私・心の中)「えっ??」
「何故チョコボールの伝説のオモチャの缶詰が!?Σ(゚д゚;)」
(写真左〇)
不思議な何とも心地良い空間です。
このあと鈴鹿さんから冷やしあめの作り方や製造工程での苦労話等を伺い
冷やし飴に対する愛着が一気に湧いてきました。
(私)「じゃあ一本買わせていただきます」
と言って出してきて頂いたのが・・・
濃いっっ! 原液!((((((ノ゚⊿゚)ノ 超濃厚っす!
昔の冷やしあめは知りませんが、きっと「昔のまま」変わっていないんだろうなと
思いました。(あま酒も)
鈴鹿さんに近くで(飲む用に希釈した)冷やしあめを販売されているお店を紹介頂いて、
マルキ商会さんの帰りにそちらのお店にも訪問してきました。
とても暖かいおじいちゃんとおばあちゃんがやられている素敵なお店でした。
(昔よく駄菓子屋さんで見た天井を開けるタイプのクーラーの中にガンガンに冷えた
冷やし飴が一斗缶に入っていました。)
暑い日だったので滅茶苦茶美味しかったです(^_^)v
鈴鹿さんには、お忙しいところいろいろ教えていただいて本当に感謝しております。
ありがとうございました!
マルキ商会 鈴鹿一成代表 |
<好きな和菓子> |
(旅晴好コメント) |