お饅頭・お団子・お餅

●行者餅

京都には本当にいろいろな和菓子がありますが、特に祇園祭の時は今風に言うと

「限定版」のお菓子が昔から出ていたそうです。(今も沢山ありますが)



でも大抵は「限定版」といっても「祇園祭」の包装であったり、焼印が付いていたりと

いった普段も販売されているものを「限定版」としてアレンジしたものが多いかなあ

なんて思ったりします(^_^;)

 


が、しかし・・・

本当の意味での「祇園祭限定」の和菓子があるんです。

 


その名も「行者餅」!ヽ(*・ω・)人(・ω・*)ノ

 

 

私はこの行者餅を祇園祭限定和菓子の中のフェラーリと呼んでいます。

 



祇園祭の中でも7月16日の宵山1日限りの販売!(ノ゚ο゚)ノ

しかも!

7月1日から10日までの間に予約していないと買えないんです((((((ノ゚⊿゚)ノ

 

初めて聞いたときは

 

どんな商売なんですか~ヽ(;´Д`)ノ

 

と驚いてしまいました・・・。

 

もう商売というよりみなさんの厄除けの為に作られているという感じです。



八坂神社前の祇園の交差点から東大路通りを南に400m程行ったところにある

「柏屋光貞」さん。


文化三年京都で大疫病が流行していたそうです。

その時先代が山伏として修行中に霊夢を見て、その夢の中のお告げ物を造って

配ったところ、もらった人々が疫病から免がれたことが始まりだそうです。

このことから行者餅は「霊菓」と言われています。

しかも柏屋光貞さんの店主は代々聖護院門跡で山伏の修行をされているそうです。

 

つまり、正真正銘の山伏なんです!

 


山伏さんの作った霊菓。

行者餅はちょっと厚めのクレープのようなもちもちした皮で山椒が入った白味噌餡と

求肥を包んだお菓子です。

 

求肥・・・:*:・( ̄∀ ̄)・:*: 

 

これだけでも私は幸せです♪



そして、この外側のもちもちした皮が美味しい!(≧▽≦)

皮の原料は「小麦粉」となっていますが・・・

 

小麦粉ってこんなに美味しいんですか?Σ(゚д゚;)

 




で、中身はというと・・・

山椒入りの白味噌餡と求肥の組み合わせが抜群!

 

この白味噌餡というのも京都を感じますね~(≧▽≦)



この山椒がポイントで、食べた瞬間に山椒と白味噌餡の甘味が広がり、一度食べる

とこの瞬間からヤミツキになります。



まだ購入されたことのない方は是非7月1日から10日までの間に予約をして食べて

みて下さい!

買えるのは7月16日のみです。16時くらいには閉まることもあるので、あらかじめ

時間を確認して行かれることをおすすめします。

 

柏屋光貞
 京都市東山区東大路松原上ル 4丁目毘沙門町33-2
 TEL:(075)561-2263


*行者餅にかんしてはこちらのサイトで非常に詳しくご紹介されています。
京都の和菓子☆ドットコム

 

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