嘯月の上生菓子

●落し文

 

  緑の練切を薄く延ばして葉の抜き方で抜いたもので餡を丸めて巻いたお菓子です。
  葉の上には白の練切を丸くして添えられています。

  葉を巻いて中に卵を産むんだものを外的から守る為にその葉を地面に落とす昆虫が
 がいるんだそうです。(カブトムシの一種だそうです)
  その昆虫の丸めた葉と落とす仕草が「他人にばれないように伝えたい人の近くの路上
 に落としていく置手紙(当時の手紙は巻紙だった)」に似ているところから、その昆虫は
 「オトシブミ」という名前がついたそうです。面白いですよね。

  で、その「オトシブミ」が卵を産んで道に落としたものと、手紙の落とし文をかけて作ら
 れたものがこの「落とし文」なんだそうです。

  なんだか洒落たネーミングですよね。

嘯月 落し文

 

 緑の練切の葉の中には透き通るような雑味の無い餡が・・・。

  こんな美味しい落し文だったら毎日書いてもらいたいです(^_^)

 

● 「嘯月」の上生菓子

餡入りわらび餅
岩根のつつじ 花あやめ 軒端の月(焼わらび)
新緑とつつじをイメージした
きれいなきんとんです。
白餡を外郎生地で包んだ
上品な甘さの和菓子です。
本来のわらび餅。
中の甘さ控えめの漉し餡と
わらび餅の相性が最高です。

 

朝のつゆ 嘯月 葛焼き(餡) 嘯月 落し文
朝のつゆ(紫陽花) 葛焼き(餡) 落し文
朝つゆの降りた紫陽花をイメージ
したきんとんです。
 武者小路千家の四代・直斎さんが好んだといわれる葛菓子です。 他人にばれないように伝えたい人の近くの路に落とした手紙をイメージした上生菓子です。

  

 

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