昔は粟といえば庶民の食べ物でしたが、今では生産者も激減して大変高価な
ものになっています。
「粟の味が懐かしいなあ」という方は最近ではほとんどいらっしゃらないのでは
ないでしょうか。私も粟の味は知りませんでした。
出来立ての粟餅はしっとりとして柔らかく、明らかに米粉と違う味。
この時「あ~これが粟の味なんだ」と感激しました。
和菓子を美味しく食べる鉄則は「出来立てを食べる」ことです。
なかなか出来ませんが・・・。
ここの粟餅はなんと注文を受けてから、必要な分を少量づつひいておく粟餅を
ちぎってまるめます。正真正銘の出来立てです!
「出来立てが美味しいもの」に限って、その美味しさが失われていくのも早い
のです。
こちらの粟餅も持ち帰りは出来ますが、賞味期限は当日中です。
出来たてはどんな感じかというと・・・
伸びるんです。「びよ~~~~っん」って。
この伸びている部分の「プチプチ」が見えますか?
この部分が食べた時に「ぷちぷちっ」とする感触がたまらないんです!
黄粉のお餅も伸び~る伸び~る!
この「ふわふわ」食感の「びよ~っ」と伸びる「プチプチ」のお餅は、やはり
お持ち帰りよりも、その場で食べるのがオススメです。
粟餅所・澤屋
京都市上京区北野天満宮前西入紙屋川町838-7