みなさんは「わらび餅」というと、どんな「わらび餅」を思い出しますか?
冷蔵庫から出したキンキンに冷えた黄粉のかかったわらび餅でしょうか?
それとも半透明に透き通ったみずみずしいわらび餅でしょうか?
実は本わらび粉100%で作ったわらび餅は黒っぽい色をしているんです。
(粉成分が本わらび粉100%という意味です。砂糖等は入っています)
何ともいえない「ぷるんっ」とした食感とわらびの風味がたまりません。
わらびの風味を邪魔しない程度の甘さを付けている場合が多いので、黒蜜等
はつけずに食べるのがオススメです。
しかも冷蔵保存が出来ません。
冷蔵すると白っぽくなって弾力も伸びも無くなってしまうんです。
ここ宝泉のわらびもちは賞味期限20分!とまで言われています。
(お店の方に確認したら店でそのように設定している訳ではないと言われていました)
作りたてのわらび粉の風味と「ぷるんっ」とした食感は急激に変化していきます。
丸められたわらび餅が元のとろ~っとした状態に戻ろうとするんですね。
ですから、本わらび粉100%のわらび餅を出されるお店は注文を受けてから
作る場合が多いのです。
実際に20分程放置してみると明らかに弾力が失われた「とろ~っ」としたような
状態になってしまいました。
ですから本わらび粉100%使用したわらび餅は「できたて」を食べるしかない
んです。
茶寮宝泉
京都市左京区下鴨西高木町25
TEL 075-712-1270